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月流し

降らす無防備な身に雨は
語る誇らしい声を連れて
空になって飛んでゆけそう


群れる美意識は消えるから
深く息を吸い込んだままどこへだって突き抜ける


声にしたなら全て消える気がして
月はゆらゆら君を浮かべ刺すだけ


いつかまいた夢にも離され押され歩いてゆける
言葉無し腕に応えて戻ることないんだ


枯れないイメージがただそこにあればいい
もどかしく,時が来たなら僕が踏み潰せばいい


声にしたなら全て終わる気がして
届かない 月にこの目を君を奪われぬように
ずっと・・そっと・・